2013年4月2日火曜日

腐朽菌

以下の3枚の写真は、数日前に床下点検行った現場の写真です。

写真を見て分かると思いますが、木材がかなりの腐りです。

ここまできたら修繕工事を行うしかなく、薬剤では対処できません。
 
 
 
分かりにくいですが、床板をめくった写真です。
 
左に立っているのが床板です。
 
裏の白い腐朽菌の菌糸が分かります。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
腐朽菌は、旺盛な繁殖、生育をおこないます。
大きく分けると下記の2種です。
<褐色腐朽菌>
 褐色腐朽を受けた木材は、褐色に変色し乾燥すると縦横にサイコロ状の亀裂が走り、
 指でもボロボロとれます。
<白色腐朽菌>
 白色腐朽を受けた木材は、白色もしくは灰色に退色するとともに海綿状にやわらかくなります。
 指でも繊維状にほぐれます。
写真でお分かりのように2種の腐朽菌が確認できます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
かなりひどいです。
 
多くの菌糸が確認できます。床束も、痩せて浮いています。
 
木材は、褐色腐朽菌により簡単にボロボロなりそうなのが写真で分かります。
 
木材の腐朽の条件は、湿度です。
 
腐朽菌の菌糸が木材を栄養とし分解していきます。
 
通常、これほどにはなりませんが、床下の換気の注意し建物を大切にしましょう。
 
 
 
 

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